〒607-8169 京都府京都市山科区椥辻西浦町22−10
ご予約・お問い合わせはこちら
お知らせ
・令和5年10月より土曜日は休診となります
・木曜日午前は一般診療は休診とさせて頂いております
(投薬だけもできません)
・木曜日午前は予約制の日帰り白内障手術を行っております
みなさまの眼の健康を守る
信頼できる『眼のかかりつけ医』を目指します
このような症状や病気の方はぜひご相談下さい。
眼底出血
眼底出血をもたらす病気はたくさんあります。
その原因となる病気によって治療法も異なります。
以下、主な病気を紹介します。
眼底出血をきたす主な病気
網膜静脈分枝閉塞症の症例
網膜静脈閉塞症
網膜静脈閉塞症とは網膜の血管(静脈)が詰まり、網膜への血流が途絶えることで、視力低下や視野欠損が起こる疾患を指します。高血圧や高脂血症なとが発症の危険因子と言われております。
障害を受ける網膜静脈の部位に応じて網膜中心静脈閉塞症や網膜静脈分枝閉塞症と分類されています。網膜静脈閉塞症は自然に改善することもある病気ですが、大抵の場合治療が必要になります。症状の程度や経過によって治療方法を選択します。最近では抗血管内皮増殖因子(VEGF)薬の眼内注射やレーザー治療、硝子体手術の導入によって、治療成績が向上しました。
糖尿病網膜症
糖尿病網膜症とは、糖尿病が原因で瞳の奥の眼底に出血(眼底出血)が起こることを言います。
糖尿病網膜症は、糖尿病になって数年から10年以上経過すると血糖のコントロールが良くても発症するとも言われており、かなり進行するまで視力低下などの自覚症状は乏しいため、患者さんは自分に網膜症が起こっていることに気がつかず放置し、手遅れになって失明してしまうことがあるのです。
糖尿病が発症したことがわかったら、視力が低下していなくても眼科で定期検査を受けることをおすすめします。
加齢黄斑変性
高齢者の失明原因として多い病気です。字のとおり、加齢に伴い、網膜の黄斑と呼ばれるところが異常をきたし、網膜全体にしわがよったり歪んだりして、視機能が低下してくる病気です。
初期には、変視症を訴える人が多いようです。変視症とは、映像が歪んで見えたり、大きく見えたり、小さく見えたり、線が曲がって見えることです。進行すると物を見る時に中心がぼんやりして、メガネやコンタクトレンズが曇っているように見えます。更に進行すると、暗点と言って、中心に全く見えない点が出来ます。
光干渉断層撮影装置(OCT)により網膜や脈絡膜の状態、新生血管の有無を検査することである程度の状況を把握することが可能となってきております。とにかくなるだけ早く診断することが大事です!
以上、眼底出血をきたす主な病気について述べましたが、重要なのは早期に発見できれば症状の進行を食い止めることが可能だということです。
白内障
白内障では眼の中の水晶体が濁ることにより、視力が低下します。水晶体の濁り方はひとりひとりちがうため、症状は様々です。「かすんで見える」、「明るいところで見えにくい」、「二重、三重に見える」などの症状があれば白内障の疑いがあります。水晶体とは瞳の奥にある透明な器官で、カメラのレンズと同じ働きをしている部分です。ここが濁って視力が低下したのですから、この濁った水晶体を取り除くわけです。しかしこのままですとレンズがありませんので、ここに人工の眼内レンズを移植する必要があります。最近では水晶体を取り除くのは小さな切開部分から超音波で破砕し吸引する超音波乳化吸引術が主流ですし、移植する眼内レンズも折り畳み式のレンズが主流となっております。
緑内障とは
緑内障は、物を見る神経(視神経)が障害される病気です。よって緑内障になると物を見る機能が低下します。初期の緑内障では、視力ではなく、視野(物が見える範囲)に異常が出ます。「暗点」と言う視野の一部に見えにくい箇所が出来ますが、ほとんどの方が自覚症状が現れないので、健康診断やほかの病気の検査、眼鏡を作るときに見つかる人が多い病気です。
緑内障が怖いところは進行性に視野が狭くなり、死んでしまった視細胞は再生しませんので、治療により元に戻る病気でないということです。治療の目標は進行の停止にあります。したがって、特に早期発見、早期治療開始が肝要です。
緑内障
眼圧(眼内の水圧)の上昇により視神経が圧迫され、視野が徐々に失われる病気です。
網膜剥離
網膜がはがれることで視野が欠けたり、視力が落ちたりして、ときには失明の危険もある重大な症状です。
網膜剥離とは
眼底にはカメラでいうとフィルムにあたる網膜という膜があります。この網膜は硝子体というゼリーのような組織で、ぴったりと眼底に押しつけられていますが、この眼底から網膜が剥がれ浮き上がった状態を網膜剥離といいます。
網膜剥離は加齢によっても起こりやすくなります。中高年になると、本来ゲル状であった硝子体がだんだん液状になり、眼球内で動きやすくなるからです。そのため動くたびに硝子体が網膜を引っ張り、それによって網膜に穴があくことがあります。視野が狭くなり、動く黒い点やピカピカした光が見えたら、要注意です。早めに眼科で診察を受けましょう。
網膜剥離の手術は、早期に剥離をみつけて視力の良いうちに手術をすることが大切です。
強度近視になれば重篤な眼疾患を引き起こすため、近視進行を抑えることが急務になっております。
そこで当院では小児の近視進行抑制に対する予防治療に力を入れています。
近視の進行を抑える治療法として、『低濃度アトロピン点眼』などの治療をご提供していますので、気になる方は一度ご相談ください。
小児近視
近年、以下に述べますように、小児の近視が著明に増加しております。
近視は眼球が楕円形に伸び(眼軸長が伸びる)ピントの位置がずれることで生じる軸性近視のケースが多く(図)、一度眼軸が伸びてしまうと、戻ることがありません。そのため、眼軸の伸びを抑えることが近視の進行を抑制するうえで重要です。
(図)
正視の状態
軸性近視
近視児童の増加
2017年東京の小中学校で近視検査を行ったところ、小学一年生の63%中学生の95%以上が近視である事が判明しました。近視人口が急増しているのが現状です。
近視の進行
学童期ほど近視の進行が早く、何らかの対策を取らないと容易に高度の近視に進行します。子供の近視進行の主な原因は眼軸長の進展(図)によります。
高度近視と目の病気
高度の近視になれば、眼軸長の進展により網膜が薄くなり、近視性黄斑症、網膜剥離、緑内障が発生しやすく、視覚障害に至る事も多くなります。
1位
緑内障
25.5%
2位
糖尿病網膜症
21.0%
3位
網膜色素変性
8.8%
4位
病的近視
6.5%
5位
黄斑変性
4.2%
視覚障害1級(失明)の原因疾患
平成17年度厚労省網膜脈絡視神経萎縮症調査研究班報告書
年令が低いほど進行が速いので、強度近視への進行予防は小学生からの眼軸長伸長抑制が重要です。
アクセス
access
田中眼科医院
TANAKA Ophthalmic Clinic
住所
〒607-8169 京都府京都市山科区椥辻西浦町22-10
駐車場あり 5台
京都市営地下鉄東西線 椥辻駅から徒歩約3分
イオン信号西入ル1筋目北へすぐ